2016年度に行った「表現未満、」実験室からはじまり、クリエイティブサポートレッツの文化事業の柱となった「表現未満、」プロジェクト。2017年度のテーマは「光を観る」ということで観光事業を中心に行いました。2018年は「表現未満、文化祭」を開催。たけし文化センター連尺町を舞台に施設の日常と企画とトークイベントとがごちゃまぜになる3日間を創り上げました。果てることのない「表現未満、」の途中経過を、こちらのブログでは載せていきます。

今日の「こと魂」

松崎琴美の言葉には力がある。彼女の発する言葉の世界に惹かれていたぼくは、ある時からTwitterを使って、彼女のつぶやきや会話の一部を書き取り発信するようになった。そうしないと、面白いと思っても言葉の飛躍するスピードに追いつけず忘れてしまうからだ。周りで発せられた単語や、彼女の記憶のボキャブラリーが、彼女の中で火花のようにつながって放たれるとき、俳諧の世界でいわれる「二物衝撃」(異なるものが衝き合わさることによって、全く別な情緒が発見されること)なるものが思い出される。たとえ涙を流している時でも、彼女は自身の発した言葉に自ら笑っている。そんなこっけいな泣き笑いは、自分の腹に生じる感情となんとかやりあおうとする彼女の術でもあるのだろうか。彼女の言葉に触れるとき、ぼくもまたかなしく笑ってしまうのだ。
(ササキユーイチ)

場所:たけし文化センター連尺町内展示

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