2016年度に行った「表現未満、」実験室からはじまり、クリエイティブサポートレッツの文化事業の柱となった「表現未満、」プロジェクト。2017年度のテーマは「光を観る」ということで観光事業を中心に行いました。2018年は「表現未満、文化祭」を開催。たけし文化センター連尺町を舞台に施設の日常と企画とトークイベントとがごちゃまぜになる3日間を創り上げました。果てることのない「表現未満、」の途中経過を、こちらのブログでは載せていきます。

積ん読本どくしょ会

2014年にのヴぁ公民館が開館したとき、私のこどもたちは7歳、5歳、3歳とまだ小さかった。そのころ私の隣で仕事をしていた愛ちゃんがハンナ・アーレントの『人間の条件』の話をしてくれたのだが、それがとても興味深かった。いいな。本を読みたくても仕事も家庭もやることだらけで本なんか読めないなぁ、そうそう、買ってあるのにずっと読んでいない本がたくさんたまっている――。
巷では、読まないで積んだままになっている本を「積ん読本」と呼ぶのだそうだ。私は自分のために、仕事でも家庭でもない「空白」の時間と場所を作る必要がある。そんなことから「積ん読本どくしょ会」が始まった。めいめいが本を持ち寄って読むだけの会で、時々お互いの本を読んだり、話に花を咲かせたりしている。
5年が経とうとしているいまでは、本を読むことよりも、積ん読本を手にするひとたちの間で生まれたり消えたりする会話や、本と現実の行き来の面白さ、何をしたわけでもないのに終わってみると2時間前とはちょっと違う感覚が得られることのほうが積ん読本どくしょ会のあり方として定着してきたように思う。
「何をするイベントですか」との問いにうっかり答えてしまうと、きっとそれは間違いになる。(夏目)

日時:2月1日(金)18:30~

積ん読本どくしょ会
積ん読本どくしょ会


同じカテゴリー(文化祭)の記事
高木先生、生電話
高木先生、生電話(2019-01-29 16:14)

コメント

名前
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
削除
積ん読本どくしょ会
    コメント(0)